研究テーマ:マイクロ光造形法と生体適合性金めっきを用いた立体細胞シートの作製
内視鏡外科手術は、開腹せずに非侵襲的に治療を行うことができる画期的な治療法である。しかし、腸や食道内部の炎症部位を切除した際に癒着が生じることが問題であるため、細胞シートにより上皮の最表面を覆うことで癒着を防止する治療法が報告されている。さらにさまざまな臓器内部を細胞シートで覆うためには、その形状に合わせた細胞シートの作製が求められている。本研究では、マイクロ光造形法により、テーラーメイドな鋳型を作製し、めっき法によって金薄膜を形成させる。そして電気化学細胞脱離法を用いることで、鋳型形状に基づいた立体的な細胞シートを作製することを目的としている。 |