本研究ではDorsal skin-window chamber (DWC)という特殊な器具を使用する。移植体として光架橋性ゼラチンゲル (GelMa)にヒト臍帯静脈内皮細胞 (HUVEC)を包埋し、培養し脈管形成したものを、マウス背部に装着したDWCのカバーガラス直下に移植する。そして、蛍光ラベルしたデキストラン溶液を静脈注射することで血流を可視化した。蛍光顕微鏡で観察したところ、一週間以内にゲル内のHUVECのネットワークに血流が流れ込んでいる様子が観察された。よって、このモデルマウスを用いて移植組織の有用性を検討することができる。
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